リハビリテーション科について
リハビリテーション科の基本方針
病院近隣の地域特性を理解し、在宅復帰を念頭に考え取り組んでいくことが求められる。
当科スローガン
『成長は与えられるのもではなく、自らの手で勝ち取るもの』各人が自己研鑚に励み、リハビリテーションを通して患者様の利益にとどまらず、地域・社会貢献、病院運営・発展に寄与できるセラピスト育成に努める。
- 社会人としての責任を自覚できる、誠意ある人材の確保・育成
- 高い技術に裏付けられた、結果の出せるプロフェッショナルの育成
- 当院の特徴を最大限に生かすための創造的なマネジメント
- 他職種との密な連携と医療・介護の現場への主体的な貢献
- 質の高いリハビリテーションを基盤とした経営的貢献
ご挨拶
患者様の人生は唯一のものであり、その人生の転機を一緒に相談しながら実現する。
そんな厳しくも楽しい時間を作り上げられるセラピストを目指して
リハビリテーションは単に心身の回復だけではありません。脳卒中、骨折や脊髄損傷、そして老化など現代の医学でも限界はあり何らかの障害が残ってしまうことも多く、退院後いざ自宅に帰ったときに何もできず生活に困ってしまう方もたくさんいます。
『その人の生活スタイルに合わせて、全てがオーダーメイドです。』患者様のニーズに最大限お応えできるよう他職種・地域と連携し、私たちに求められていることは何かをスタッフと共に考え続けていきたいと思います。
ICUが新設。
回復期では経験できない急性期の重症者患者への
リハビリテーション経験を積むことができます。
当院では最近セラピストの数が倍以上に増えました。診療報酬上のリハビリテーション項目も以前からの脳血管疾患等、運動器、呼吸器、廃用症候群に加えて、2020年にはICUも新設され、心大血管疾患、癌患者の項目が増え、リハビリ対応も始まっています。
さらにリハビリを充実させるために、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の数を増やしていきたい現状です。回復期リハビリテーション病院では経験できない発症後の患者様のお相手ができて、さらに経験を積むことができます。新卒や経験年数が浅い方には、先輩が指導しながらリハビリをすすめております。同時に、キャリアがある方も次のステップとして入職し、経験を生かしてリハビリに尽くしていただいております。
ぜひとも当院においでいただいて、充実したリハビリの経験を積み上げていただきたいと思います。
リハビリテーション科の特徴
当科ではPT 3チーム、OT 1チーム、ST 1チームとし、各チームで業務を担い、チームリーダーを中心にサブリーダーが補佐を行い運営している。また、チーム内で業務の引き継ぎ・個別指導・協力等を行い、コミュニケーションの取り易い環境としています。
スタッフ・チーム構成
スタッフ数
- 〈PT〉40名
- 〈OT〉15名
- 〈ST〉10名
経験年数
- 〈1~2年目〉 19名
- 〈3~4年目〉 14名
- 〈5~6年目〉 8名
- 〈7~8年目〉 1名
- 〈9~10年目〉 5名
- 〈11年目以上〉 18名
出身養成校 一覧
- 東都リハビリテーション学院
- 岩手リハビリテーション学院
- 国際医療福祉大学
- 仙台保健福祉専門学校
- 郡山健康科学専門学校
- 高崎健康福祉大学
- 群馬パース大学
- つくば国際大学
- マロニエ医療福祉専門学校
- 了徳寺学園リハビリテーション専門学校
- 帝京科学大学
- 日本医療科学大学
- 埼玉医科大学
- 富山医療福祉専門学校
- 太田医療福祉専門学校
- 帝京平成大学
- 目白大学
- 東北福祉大学
- 仙台医健・スポーツ&こども専門学校
構成
施設概要
施設機能
- 急性期リハビリテーション
- 訪問リハビリテーション
施設基準
- 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
- 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
- 心大血管リハビリテーション料(Ⅰ)
- がん患者リハビリテーション料
- 摂食機能療法
概要
- 病床数:193床
- 患者比率:入院90.8%・外来9.2%
- 平均在院日数:12日
- 疾患割合
脳血管 38.8%、廃用 17.3%、運動器 30.5%、呼吸器 5.5%、心大血管 5.6%、がん 2.3% - 代表的疾患
脳血管系疾患、各種上下肢・脊柱骨折、消化器系がん、心不全、心筋梗塞、PAD、肺炎、嚥下障害 - 転帰先
在宅系 64.7%、転院 18.3%、施設系 11.0%、その他 6.0%